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福味健治 さんのコラム
【日本住宅再生研究所】 岡田一級建築士事務所
福味健治  :  地震時建物にはどれくらいの力が掛かるのか?
投稿日時: 2013-4-18 09:07   前のコラム 次のコラム
カテゴリー  地震対策  |  タグ 
地震の大きさを表す単位にガル(gal)と云う単位があります。このgalを元にして構造計算を行います。
気象庁の発表する震度階には単位がありませんので、構造計算に加味することが出来ません。震度7に耐える家を造れと言われても、厳密には造れないのです。
ガルは日本語で重力加速度と云います。常に一定の力で掛かり続ける力を表します。その代表が地球の引力です。地表面の引力を1Gと云う単位で表しますが、Gとガルの関係を式で表しますと1G=981galとなります。
当たり前の様に建っている家ですが、常に垂直方向には981galの力を受け続けています。
それに加え、建物は自分自身を支えるだけでなく、人や家財道具の重さにも耐えています。つまり縦方向には余分過ぎる耐力を持っているのです。
凄い地震を表す常套句として「初めにもの凄い縦揺れが襲った」と云う言葉をよく聞きますが、縦揺れで建物が倒壊することはまずありません。建物が倒壊する原因は横揺れです。
では横方向には、地震の時どれくらいの力が掛かるのでしょうか?
阪神大震災の時は約880galの力が横向きに加わったと言われています。これを引力に例えますと、殆ど断崖絶壁に横向きに家を建てたのと同じになります。
一瞬ではあるにせよ、そんな力が家には掛かるのです。
この力の波と建物の固有振動周期が共振した時建物は倒壊します。
阪神大震災と同規模の地震が起きたとき貴方の家は耐えられますか?

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