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福味健治 さんのコラム
【日本住宅再生研究所】 岡田一級建築士事務所
福味健治  :  バラエティー番組で取り上げる地震対策の功罪
投稿日時: 2012-5-16 09:00   前のコラム 次のコラム
カテゴリー  coffee break  |  タグ 
東京直下型地震の危険性が大きく取り沙汰されていて、最近はバラエティーでも地震番組を取り上げる様になりました。昨日も大地震が発生した場合の対処方法を、場所別に解説していました。
安全性や耐震性について、関心が高まるのは良いことなのですが、解説の中に、「へっ?」と思う点が幾つも出て来ます。

私が見た中で最も変だったのは、超高層ビルの近くで地震に遭遇した場合の対処法として、歩道に立っていると上から、ガラスの破片や事務機器が窓を突き破って落ちてくるので、超高層の軒下に避難しなさいと言うもの。文字だけ読んでいれば特に変なことはありません。超長期振動等の問題があるにしても、一般建物に比べ超高層は何重にも安全検証をしていますので、下手に中から外に飛び出す方が危険でしょう。
変だったのは映像です。避難した先の軒先の天井が石張りだったのです。鉄骨・鉄筋コンクリートの梁や柱が崩れる時は建物が倒壊する時ですので、そうなれば何処に居ても危険ですが、柱や梁が崩れなくても変形すれば、表面に取り付けてある仕上げ材は落下します。3~4m上から石の天井が落ちてきて平気でいられますか?
建物の天井は比較的軽い材料で造ることが多いです。それでも東日本大震災の映像で空港の天井が落下する映像を何度も見ました。当然下に人がいれば怪我をするでしょう。まして石です。命の危険があります。
バライティー番組なので、そんなに真剣に見る人もいないかとも思うので、そこまでダメだしする必要もないのかも知れませんが、影響力の強いメディアですので、もう少し慎重に製作して欲しいものです。
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